【平成30年製図試験(2018年)対応】2級建築士を目指す人の為の文房具レビュー【忙しい人必見】
平成30年(2018年)今年の課題は「地域住民が交流できるカフェを併設する二世帯住宅〔鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建て〕」に決まりましたね。
「地元住民が交流できるカフェ」と「二世帯住宅」を併設させるということで、必然的に大きな建物になり、書く量が増えることが予想されます。早めに書くことに慣れることで、作図のスピードアップ、合格率を上げることができるでしょう!
製図試験概要
与えられた設計条件を元に、5時間以内に綺麗に製図する。
なんだ、5時間もあるじゃないかという方もいらっしゃると思いますが、
圧倒的に時間が足りないです。
その中で、綺麗に製図するのは自分自身のスキルやテクニックもあるのですが、道具も大事になってきます。
製図試験は学科試験が終わってから約2ヶ月しかなく、道具なんて一々選んでられない。
そういった、短期間の中でも製図試験の準備にすぐ取り組めるように道具をこの記事で紹介して行きたいと思います。
製図試験での基本の持ち物は
『製図板』
『シャープペンシル』
『シャープペンシルの芯』
『消しゴム』
『字消し坂』
『カラーペン』
『製図ブラシ』
『三角スケール』
『テンプレート定規』
『三角定規(大&小)』
『勾配定規』
『コンパス』
『ドラフティングテープ』
etc....ですが
私が特に重要だと考える『シャープペンシル』のレビューと
その他試験へ持って行ったものを全て紹介していきます。
シャープペンシル6種の比較
私がシャープペンシルを選ぶ時に重視したのは
『書きやすいこと』『芯が尖っていること』『芯が折れにくいこと』『かっこよさ』です。その点を比較しましたのでご覧下さい。
『メカニカルペンシル(ロットリング)』
書きやすさ ☆☆☆★★
尖り ☆☆★★★
折れにくい ☆☆★★★
かっこよさ ☆★★★★
ドイツ生まれの名門ロットリング
最初に持っていたシャープペンシルです。 こちらが今回比較する平均的な評価となります。デザインで買いました。このシャープペンシルでも十分に良かったのですが、もっといいものがあるはずということで、シャープペンシル探しが始まりました。
『グラフギア1000(ぺんてる)』
書きやすさ ☆★★★★
尖り ☆☆★★★
折れにくい ☆☆★★★
かっこよさ ☆☆★★★
このいぼいぼのグリップがしっくりときて書きやすいです。フォルムも宇宙船みたいな感じでわりと好きです。しかし、いまひとつ感もあり、理想のシャープペンシル探しは続く。
『オレンズ(ぺんてる)』
書きやすさ ☆☆☆★★
尖り ☆☆★★★
折れにくい ☆★★★★
かっこよさ ☆☆☆★★
芯が折れないシャープペンシルの代表格です。
こちらは試し書きした段階で何か違うなと感じ購入には至りませんでした。
折れなきゃいいわけではないですからね。
『クルトガ ローレットモデル(三菱鉛筆)』
三菱鉛筆 シャープペン ユニ クルトガ ローレットモデル 0.5mm ガンメタリック
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書きやすさ ☆☆☆★★
尖り ☆★★★★
折れにくい ☆☆☆★★
かっこよさ ☆☆★★★
クルトガエンジンといわれる「自動芯回転機構」が備わっていて、書きながらも尖り続けるという優れものです。
尖り続けるのはいいことなのですが、定規にひっかかってすぐに芯が折れてしまいました。製図には向かないですが、文字入れや寸法線などでは使用用途があるかもしれませんね。
『デルガード(ゼブラ)』
書きやすさ ☆☆☆☆★
尖り ☆☆★★★
折れにくい ☆★★★★
かっこよさ ☆☆☆★★
こちらはどんな筆圧でも芯が折れないということを意識して作られたシャープペンシルです。が、しかし、なかなかの製図との相性の悪さでした。
『925(ステッドラー)』
書きやすさ ☆★★★★
尖り ☆☆★★★
折れにくい ☆★★★★
かっこよさ ★★★★★
本命ステッドラーの登場です。何と言っても、かっこいい。特にこのナイトブルーという色はいいですよねー。見た目は直接製図に関係あるわけじゃないですけど、テンションは上がりますよね!抜群の安定力でした。さすがです。少し重めなので、あまり力を入れないでもしっかりとした線を引くことができました。
ちなみに
二本使いました。こっちもかっこいい。。。。。
その他持ち物
『製図板』
無くてはならない製図板ですが、そこまでこだわる必要はないと感じました。売っているものはほぼ性能は一緒ですので、わざわざと高い物を買う必要はないと思います。私はこちらの低価格帯のものを購入しました。
『シャープペンシルの芯』
『シャープペンシルの芯』は様々なレビューを見た結果『Hi-Uni』を使用しました。製図試験では、0.5のBを使用するのが無難でしょう。
もちろんご自身の筆圧の加減によって選ぶのも良しです。
始めはステッドラーの芯を使っていたのですが、明らかに折れにくくなったし、書き心地は良いしで大満足でした。これさえ、あればまず間違いないでしょう。
『消しゴム』
普段の練習時は安い消しゴムを使用して、本番の時はこちらの消しゴムを使用しました。重視した点は、『綺麗に消える』『まとまりが良い』という点です。
時間がない製図試験では、サッと消えて、サッと消しカスがまとまるタイプが良いでしょう。
『字消し坂』
これもステッドラー。しかし、本番では使わず。。。。マグネットタイプのものは私には少し使いずらかったです。
『カラーペン(フリクション)』
フリクションタイプの方ががんがん線を引いていけるのでオススメです!!
私はこれ買いましたが、結局1本しか使わず。。。。テクニックある人は、設計条件の色分けを上手に行ってました。 色分けを行えるくらい、時間を上手に使えると、エスキスなどに余裕が生まれるかもしれませんね。
『三角スケール』
正直言って、そこまで重視しなかったので安いやつを買いました。強いていえば、金属製より木製の方が音がならないので集中の邪魔しなくていいですよね。
あとは、私は30cmのものも買いましたが、15cmのタイプしか使用しなかったです。
『テンプレート』
こちらだと、丸、三角、四角、楕円と揃っているので家具等も書きやすいです。製図試験では始めから家具が書かれているテンプレート定規の持ち込みは禁止されているので気をつけましょう。
2級建築士ではこれ一枚で足りると思います。あまりたくさんの種類を持って行っても邪魔になるだけです。
『三角定規』
こちらも特に気にはしなかったです。好きなの買いましょう。
あとは、詳細図書くように小さいやつが必要になります。こちらも好きなのを買いましょう。私はもちろんステッドラーです。
『勾配定規』
これもステッドラー。どれでもいいです。
『製図ブラシ』
またもやステッドラー。このブラシのレビューがあったら見てみたいですね。試してみましたが、全然違いがわからなかったです。
『コンパス』
はいはい、ステッドラー。本番では使わず。
『ドラフティングテープ』
通称ドラテ。製図板を買った時にマグネットはついてくるのですが、製図中ずれてしまうのが嫌だったのでマグネットで仮止めしてから、テープを使用しました。
もちろんマグネットのまま製図している人もいます。また、粘着力の弱いやつを選ぶのが無難です。強いと紙が破れてしまう恐れがあります。
番外編
『フローディングディスク』
これが意外と便利です。
定規を浮かせることで図面の汚れを防ぎます。
シャープペンシルの芯が折れたときに引きずるリスクも多少回避できますね。
使い方は裏側に貼るだけなのですが、気をつけないといけないのは端っこすぎると紙にひっかかてしまうので気をつけましょう!!
『口金』
最終的に多用していた、ステッドラーは重心がペン先の方にあるので、床に落とすと結構な確率で、ペン先が床に突き刺さり、口金といわれる先端のパーツが結構な確率で壊れます。
私は2ヶ月間の間で3個壊しました。
近場の文房具屋には置いてないし、待っている間はお気に入りのシャープペンシルが使えないので、まとめて買ったりしてました。
最後に
・基本はどのメーカーを使っても変わらないので、好きなものを選びましょう!!
・シャープペンシル選びは大事だが、製図用ならだいたい大丈夫。
・迷った時はステッドラー。
・何でこの時代に手書きの試験なんだ!って思う瞬間が何回かくる。
・製図板に傾斜がかかっていると、ペンが落ちやすく、口金が壊れがち。
ペンを落としても、試験は落とすな!!
これが言いたくて、このブログ書きました。
祈合格