エジプトで起きた3つの非日常 後編

前回までは、

《もっと怪しい運転手》が運転するタクシーに揺られ、カイロ市内へと旅立ちましたが。

今回はその道中に起きた話です。 まず驚いたのが、クラクションを鳴らしまくるまくる。 海外らしいといっちゃらしい・・・ お隣の韓国も結構頻繁にならすなーと思っていたのですが、エジプトではその100倍は鳴らします。(個人の感想です。)

2つめ非日常 「タクシーが荒い」

今迄もずっとタクシーのはなしでしたが(笑)、 トンネル内でもガンガンスピードを上げて、追い抜いていきます。それはもう爽快なほどに。

皆さん知ってますか。エジプトって、砂漠の影響か、道路が砂だらけだっていうこと。

 

そう、タクシーがめちゃくちゃケツ振っているではありませんか。怖いのなんのって、スピンしそうになるのを必死に立て直す、よっ名ドライバー。

 

その時は

私「結構スピードでてるね」

運「ヒュンダイは最高さ!スピードがでるぜ!」

みたいな話をしました。

 

エジプトのタクシーではヒュンダイが多く使われているようでした。

そんな、雑談をしながらドライブを楽しんでいたら大きな広間的なとこへ辿り着きました。地下鉄もあったし、降りようと思い、運転手さんにここで止めてほしいことを私のつたない英語で伝えました。

運転手さんは、「地下鉄はストライキのため動いてないよ」と答えました。へーそんなこともあるんだなーとのんきに考えていたら、どんどん、人や車が少ない場所へと向かうではないですか。

試しにグーグルマップを起動して確認してみると(ローミングしていなくてもWi-Fiを拾うと現在地を知らせてくれます。サンキューgoogle,オッケーgoogle

あれ、あれあれ。どんどん宿の場所とは離れていってるぅぅぅぅぅ。のんきな私ですが、だんだんと人気のないところへ向かっていくなかで不安になっていきました。

ま、ここで降りてさっき見かけた地下鉄へ向かおうと、再度ここでいいから卸してくれと伝えたところ、NOとしか言わない運転手。

あれ、英語がへたくそすぎて伝わってないのかもしれないな、これ以上遠くなると、地下鉄が分からなくなってしまうので、無理矢理降りようと、お金を置いて、右側のドアのノブに手をかけると、急発進する。

なんだこれ。ああ、お金足んないのか。いくらですか?としょぼい英語で聞く。無視。降りようとする。急発進する。

試しに左のドアから降りようとする。

あれ、おかしいな、ドアノブがない!!なんで無いんだ!! 降りれないじゃん!!

あ、これタクシー強盗だ!

見た目まんまじゃんこいつ!!

 

 

3つ目の非日常 「タクシー強盗に合う」

 

そうです、この「もっと怪しい運転手」は見た目通りの強盗だったのです。

徐々に本性を表してきたコイツは荒々しく財布ごと置いていけと言うのです。(やってて良かったスピードラーニング) ここでの対応としては、よくガイドブック等にも乗っていますが、へたに英語を使わずに日本語でめちゃくちゃ怒るのが有効ということなので、とにかく切れる。

そして、車内で暴れる。

最悪荷物を抱えて車からダイハードしようと思っていましたが、暴れる日本人に恐れをなしたのか、右側のドアノブがある方のロックが解除されたため、急いで荷物を抱えて飛び降りました。

そう、ここで前回書いた、トランクに荷物を入れないということが正解だったということに繋がるのです。 無事に強盗タクシーから脱出したわたしですが、ドコココな状態でそこで出会った、エジプト人のお家へびくびくしながらついていったのはまた、別のお話です。

まとめ

1.タクシーに乗る際は公式なタクシーに乗る(ガイドブックにもちゃんと乗ってます。)

2.荷物は可能な限り、トランクに入れずに離さない。

3.やばいやつには日本語で暴れて対応する。(相手が武器をもっていない状況で身の危険を感じたときの苦肉の策として)

 以上のことをふまえて楽しい、旅をお楽しみください。 次回は「エジプト観光編 パピルスを無理矢理買わされるの巻 対応と対策」をお届けします。